8月2日(日)P&Sミュウジアムサマーフェスティバルが、多くのファンにおいでいただき盛大に開催されました。
今年のサマーフェスティバルでは、屋内の展示のほか屋外の展望ひろばへ、グロリア、S54、箱スカのほか、プリンスの懐かしい旧車を展示し、多くのお客様に楽しんでいただきました。
また、元PMC・Sに所属GT-Rプライベートドライバーとして活躍された、久保田洋史氏がプライベートでご来場いただき、会場を盛り上げていただきました。
Ⅰ.第一部トークショー
第3回全日本グランプリ優勝ドライバーの砂子義一氏を迎え、レース車両R380―Ⅰに乗車しての写真撮影会をはじめ、ユーモアのあるお話しに、会場が笑いと拍手でわきました。
《要旨》
- 当時のレーサーの多くは日雇いだった。
- オイルもヘルメットも国産との差があり、すべて外国産を使用した。
- レーシングスーツは冷房などなく防火剤だけを塗ったもので、車体からの熱がそのまま伝わる。
- スタートは下手だがレースでは勝つ、バンクへの突っ込みの度胸は負けない。 など
Ⅱ.BBQ(ゲストとの昼食会)
館長の伊藤修令氏、顧問の渡邉衡三氏、設計開発技術者島田勝利氏を囲み、50人以上のファンと楽しくBBQを楽しみました。
ミュウジアムショップへの納品業者である「k.you imagination」から、イベントの景品としてTシャツ5枚を提供いただき、ミュウジアムからもスカイラインスポーツのミニカーを提供し、じゃんけん大会を行い大いに盛り上がりました。
Ⅲ.第二部トークショー
レース車両R380―Ⅰの設計に携わった島田勝利氏の熱のこもったお話しとなり、予定時間を大きく上回る中でも、ファンの方は熱心に最後まで聴講いただきました。
当館の初代館長の桜井眞一郎氏が最も怒り、最も可愛がったと桜井さんの著書にあるように、真面目な中にもユーモアと芯の通った考えが、図面の写真、当時の仲間の写真などから伝わってきました。
今回持参いただいた資料は、講演の依頼を受けてから再度作ったものもあるとのことでした。